城ブーム!1000円高速乗り「歴女」参上(読売新聞)

 城を訪れる観光客が増えている。

 「歴女(れきじょ)」と呼ばれる歴史ファンの女性が増えたことや高速道路の利用料割引が背景にあるようだ。各地の城郭は「この機を逃さず、魅力を広めたい」と集客にいっそう力を入れている。

 加藤清正が1607年に築いた熊本城(熊本市)。入場客数は近年、80万〜100万人程度で推移していた。しかし、藩主の住居だった本丸御殿大広間を復元・公開した2008年には約204万人、09年も約177万3000人を集めた。

 週末にもなると、城周辺の駐車場は県外ナンバーの車が目立つ。人気俳優の妻夫木聡さんが主演したNHK大河ドラマ「天地人」のロケも城内で行われたこともあってか、熊本城総合事務所は「若い女性や県外からの入場者が増えている」と話している。

 ほかの城郭も同じ傾向にある。岩国城(山口県岩国市)には09年、約15万5000人が訪れ、08年より1万4000人以上増えた。「女性グループをよく見かけます」と市観光課。小倉城(北九州市)の入場者は07年の約9万4000人から、09年は約11万4000人に。今月上旬、天守閣を見学して回った福岡県久留米市の女子大学生(21)は「一番好きな時代は幕末。お城はタイムスリップしたみたいで楽しい」と声を弾ませる。

 高速道路のノンストップ自動料金収受システム(ETC)割引を活用した来訪者も目立つ。

 島原城(長崎県島原市)では入場者が年々減り、07年は約21万9000人にまで落ち込んだ。しかし08年から増加に転じ、09年は約24万9000人に上った。女性客の増加に加え、ETC割引が始まった昨年3月以降は、関東など遠方のナンバーの車が目立つようになったという。

 これを機に城の魅力を発信しよう、と島原城振興協会は小学生向けの歴史講座や城内梅園での茶会といったイベントを次々に展開。「女性に人気の福山雅治さんが主役のNHK大河ドラマ『龍馬伝』は長崎も舞台になる。さらに長崎への旅行者も増えそう」と同協会。

 09年の来館者は15万4000人と前年並みだった県立佐賀城本丸歴史館(佐賀市)は3月、佐賀城のいろいろな話題を出題する検定試験「佐賀城本丸けんてい」を初めて実施する。

 06年に「日本100名城」を選定した日本城郭協会(東京)は「城は地域の歴史を知り、文化を楽しむのに最適の場所」と話す。「現在の人気がブームに終わることなく、さらに城への理解が深まってほしい」と願っている。(堀家路代)

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